カリフォルニアメイド中心の最新素材のサーフボードを取り扱うサーフショップのブログです。
さてさて、今日はシェイプについてちょっとだけ最近考えていること。
今日のトピックはあくまでも個人的な意見・経験則ですので独断と偏見をお許しください。
サーフボードは波の上を滑るシンプルなスポーツですが、それを可能にするシェイプは結構複雑です。このXTR For Japanでもシェイプについてのセクションがあって、プロシェィパー達のおかげでかなり詳しく説明をしています。
シェイプは流体力学の応用です。水の流れの中で、物体がどのように動き、どのような物理的な力がかかるかを頭の中でイメージできる人が上手いシェイパーとなるのでしょう。今までは手ですべてを行ってきたので、手の器用さとか、道具を使えるというそういった要素が非常に大切でした。
もちろん今でもそれは変わりませんが、最近はSurf CADがあって、実は理論をマスターしていれば誰でも簡単なシェイプが出来るようになっているのがミソです。シェイプについてのフィードバックをしてくれるライダーは必ず必要ですが、シェイパーは必ずしもサーファーで無くても良い時代がくる(実際秘密ですが、あまりサーフィン出来なくてもグットなシェイパーはいます)かもしれないですね。
テクノロージーの進歩はすさまじいものです。
でも皆さんもPC(MAC)を使っていてお分かりでしょうが、テクノロジーが無いのとあるのではまったく技術開発の時間が異なります。一般の人はシェイプマシーン??手で真心をこめたほうが良いという人もいるでしょう。それはそれで、一つの意見。
僕はシェイプマシーンとCADがあることによってサーフボードのデザインが未知の領域までに高められると強く信じている一人。フィードバックをサーファーからもらい、そしてすぐにそのフィードバックを生かすために、CADでボードをデザインしてすぐにプレシェイプ、そして細かい所を調整し、ライダーに試してもらう。こういった一連の流れと、フォームからすべてをまた削りだしてやるのとでは時間と正確性に多大な差が出るでしょう。
人間はもちろん紙に書いて、足し算引き算の計算できます。でもこれを1000回紙に書かせてやるのと、エクセル(表計算ソフト)ですべて計算するのとで比べてみてください。結果の答えは一緒でも、その途中の時間・労力・そして正確性が明らかにことになるでしょう。しかも、紙に書いて計算すると途中で間違えることもある。どこが間違いか?を検証するのにも時間がかかる。
それとシェイプマシーンとオールハンドシェイプは同じ理論だと、あくまでも個人の意見ですが同じだと思います。
出来るものが一緒ならば、その途中の労力・時間を省いてくれるもののほうが良い。しかもその省かれた時間・労力などを、もっと他の、例えばより良いシェイプを作るためのデザインにあてたり、ライダーとのフィードバック、そして個別のお客様のボードを細かくデザインする時間に当てられたら・・・それは結果としてさらなるシェイプの向上を生み出すのです。
これを考えるとシェイプマシーンとソフトは”開発研究の時間を短くし、より多くのフィードバックをボードにインプット。そして乗り手とのコミュニケーションを重視しながら、出来るだけ優れたサーフボードを”ということなのです。
世界のトップシェイパーである、メリック、メイヘム、JS、DHD、Rusty、TimmyなどはすべてシェイプマシーンとCADを駆使して、ボードをデザインしています。マシーンとコンピューターの良さを理解し、そして手でも微調整できる技術を持つからこそ、これらのシェイパーは世界のトップに君臨できるのです。もちろんこれがすべてでは無いですが、重要な位置を占めることは間違いありません。
だからプレシェイプマシーンとデザインソフトを使うのは、彼らなりの最高のデザイン・シェイプ・性能をお客様に提供したいという、優れたシェイパーの理念の結果だと考えて良いでしょう。
超一流に学びたい我々For Japanも同じような考え方をシェイパーと共有しています。プレシェイプマシーンも使うし、CADソフトも使います。だけど、きちんと最後のハンド調整出来る場所も残しています。お客様に優れたボードを供給したいからです。
シェイプにはもちろん手も大事。だけど、それをサポートするプレシェイプマシーンと、ソフトも同じように大切な位置を占めていることについて今日は考えてみました。
今日のトピックはあくまでも個人的な意見・経験則ですので独断と偏見をお許しください。
サーフボードは波の上を滑るシンプルなスポーツですが、それを可能にするシェイプは結構複雑です。このXTR For Japanでもシェイプについてのセクションがあって、プロシェィパー達のおかげでかなり詳しく説明をしています。
シェイプは流体力学の応用です。水の流れの中で、物体がどのように動き、どのような物理的な力がかかるかを頭の中でイメージできる人が上手いシェイパーとなるのでしょう。今までは手ですべてを行ってきたので、手の器用さとか、道具を使えるというそういった要素が非常に大切でした。
もちろん今でもそれは変わりませんが、最近はSurf CADがあって、実は理論をマスターしていれば誰でも簡単なシェイプが出来るようになっているのがミソです。シェイプについてのフィードバックをしてくれるライダーは必ず必要ですが、シェイパーは必ずしもサーファーで無くても良い時代がくる(実際秘密ですが、あまりサーフィン出来なくてもグットなシェイパーはいます)かもしれないですね。
テクノロージーの進歩はすさまじいものです。
でも皆さんもPC(MAC)を使っていてお分かりでしょうが、テクノロジーが無いのとあるのではまったく技術開発の時間が異なります。一般の人はシェイプマシーン??手で真心をこめたほうが良いという人もいるでしょう。それはそれで、一つの意見。
僕はシェイプマシーンとCADがあることによってサーフボードのデザインが未知の領域までに高められると強く信じている一人。フィードバックをサーファーからもらい、そしてすぐにそのフィードバックを生かすために、CADでボードをデザインしてすぐにプレシェイプ、そして細かい所を調整し、ライダーに試してもらう。こういった一連の流れと、フォームからすべてをまた削りだしてやるのとでは時間と正確性に多大な差が出るでしょう。
人間はもちろん紙に書いて、足し算引き算の計算できます。でもこれを1000回紙に書かせてやるのと、エクセル(表計算ソフト)ですべて計算するのとで比べてみてください。結果の答えは一緒でも、その途中の時間・労力・そして正確性が明らかにことになるでしょう。しかも、紙に書いて計算すると途中で間違えることもある。どこが間違いか?を検証するのにも時間がかかる。
それとシェイプマシーンとオールハンドシェイプは同じ理論だと、あくまでも個人の意見ですが同じだと思います。
出来るものが一緒ならば、その途中の労力・時間を省いてくれるもののほうが良い。しかもその省かれた時間・労力などを、もっと他の、例えばより良いシェイプを作るためのデザインにあてたり、ライダーとのフィードバック、そして個別のお客様のボードを細かくデザインする時間に当てられたら・・・それは結果としてさらなるシェイプの向上を生み出すのです。
これを考えるとシェイプマシーンとソフトは”開発研究の時間を短くし、より多くのフィードバックをボードにインプット。そして乗り手とのコミュニケーションを重視しながら、出来るだけ優れたサーフボードを”ということなのです。
世界のトップシェイパーである、メリック、メイヘム、JS、DHD、Rusty、TimmyなどはすべてシェイプマシーンとCADを駆使して、ボードをデザインしています。マシーンとコンピューターの良さを理解し、そして手でも微調整できる技術を持つからこそ、これらのシェイパーは世界のトップに君臨できるのです。もちろんこれがすべてでは無いですが、重要な位置を占めることは間違いありません。
だからプレシェイプマシーンとデザインソフトを使うのは、彼らなりの最高のデザイン・シェイプ・性能をお客様に提供したいという、優れたシェイパーの理念の結果だと考えて良いでしょう。
超一流に学びたい我々For Japanも同じような考え方をシェイパーと共有しています。プレシェイプマシーンも使うし、CADソフトも使います。だけど、きちんと最後のハンド調整出来る場所も残しています。お客様に優れたボードを供給したいからです。
シェイプにはもちろん手も大事。だけど、それをサポートするプレシェイプマシーンと、ソフトも同じように大切な位置を占めていることについて今日は考えてみました。
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Comment
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よく伝わってきてますよ~
マシンでできることはマシンにまかせたってことですよね。ハウスものでも、プレカットはあたりまえになってますもんね。CADのDATAの出所が流体力学ってことと、一流のシェイパーは流体力学を熟知してるってことで、結果が同じなら、チャチャッと加工してくれるマシンにやらせて、後は微調整に時間を使おうってことですよね?マシンシェイプのローコストメーカーってどこの部分でコストおさえてるのかちょっとしりたいかも。
無題
コメントしてくれていたのですね?こちらからの返信無くて失礼しました。
ちなみにマシンシェイプのローコストメーカーは作っている場所が中国の山奥だったり、オリジナルのデーターを作るのに、すべてアルメリックのボードをスキャンして違法にコピー・・・そんな感じだと思いますよ。
でもシェイプは複雑で、スキャンだけをしても絶対に同じ性能のボードにはなりません。ボードをデザインして、最終的にシェイプをするシェイパーの深いデザイン知識が必要だからです。
通常のUSの一流メーカーはマシン使っても、手でかならず丁寧に仕上げるのでコストはあまり変化無いです。そのマシンを使うにもお金かかりますし、設備投資やCADを買ったり・・・すべてはお金では無く、より良いものをより迅速にサーファーに提供するというメーカーのほうがマシン+CADを導入していたりします。
またマシンのすごいところは、コストを抑えるところでなく、選り優れたサーフボードの開発(つまりライダーのフィードバックがすぐに生かせて、そしてさらに良いボードへの開発時間が短縮できる)できることですね。これをすべて手でやっていたら、コストと時間で、この激動のサーフボードのデザイン進化の中ではもう開発どころでは無いです。
これからも、技術力の力を借りながらどんどんサーフボードの性能は進化していきそうです。
ちなみにマシンシェイプのローコストメーカーは作っている場所が中国の山奥だったり、オリジナルのデーターを作るのに、すべてアルメリックのボードをスキャンして違法にコピー・・・そんな感じだと思いますよ。
でもシェイプは複雑で、スキャンだけをしても絶対に同じ性能のボードにはなりません。ボードをデザインして、最終的にシェイプをするシェイパーの深いデザイン知識が必要だからです。
通常のUSの一流メーカーはマシン使っても、手でかならず丁寧に仕上げるのでコストはあまり変化無いです。そのマシンを使うにもお金かかりますし、設備投資やCADを買ったり・・・すべてはお金では無く、より良いものをより迅速にサーファーに提供するというメーカーのほうがマシン+CADを導入していたりします。
またマシンのすごいところは、コストを抑えるところでなく、選り優れたサーフボードの開発(つまりライダーのフィードバックがすぐに生かせて、そしてさらに良いボードへの開発時間が短縮できる)できることですね。これをすべて手でやっていたら、コストと時間で、この激動のサーフボードのデザイン進化の中ではもう開発どころでは無いです。
これからも、技術力の力を借りながらどんどんサーフボードの性能は進化していきそうです。
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栗田祐紀
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専門職
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自己紹介:
XTRサーフボード/Hydro Flexジャパンの代表の栗田祐紀です。サーフカルチャーの本場のカリフォルニア・そして日本から、常に旬の最新かつ正しいサーフボード・サーフィン情報をお客様にお伝えるようにリポートします。
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