忍者ブログ XTRサーフボードジャパン /O Side Surf- サーフィンブログ オンショア・・それでもやれる
カリフォルニアメイド中心の最新素材のサーフボードを取り扱うサーフショップのブログです。
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こんにちは。

まずは、本日はお店が倉庫のようになってしまいました。そろそろ店名を

サーフボードウエアーハウス(サーフボード倉庫)

にしたほうが良いかも・・・ごゆっくりと商品を見ていただく感じにはなっていませんが、ボードのご相談はお任せください。世界の何処に出しても恥ずかしくないボード達です。

只今検品中のボードは1週間ほどはかかりそうです。加工工場へ持っていく分もあるので、今しばらくお待ちを・・・来週の金曜日あたりまでには終わらせたいとは考えております。



最新ボードがたんまり。。。まるでCandy Shopのようです。

先日Hydrodynamicaのボードをアップしてから、問い合わせが激増。

・乗れるの?
・サイズはどうやってとるの?
・モデルの詳細は?


という多くのお問い合わせがございます。

ボードは今までのシェイパーが、考えられなかった(また考えても実行には移せなかった)領域のボードです。今までのボードの概念は捨ててください。

・ロッカーは付いています。フラットなボードではありません。
・コンケーブが深いです。でもオンショアでも乗れます。
・小波でも乗れますが小波専用ではありません
・アウトライン・ロッカー・コンケーブでスピードを出すボードです。ロッカーの弱さや、フォームの多さでスピードを出すデザインではありません
・素材が重要です。PU素材ではこのボードの良さは出ないそうです。EPSやカーボンファイバーも試しましたが、ハイテク素材のXTRが一押しです








つまりは、Modern Planing Hullという理論を使って、必要の無い部位はすべて削ったボードです。必要最低限だから、不必要なパーツは一切ありません。それぞれのパーツがすべて役割を持っています。

DanielとRichardの話を実際聞くと、

ああーなるほど

となりますので、これから皆さんに少しづつ製作者からの本当のメッセージをお話していこうと考えています。

本日は南西からの風が朝は吹いていて、どこもオンショア気味・・がっしかし堤防エリアでどうにかサーフィンは可能。トロトロな波で周りは栗田とあと2人のみの状況だったので、なんとなく波の質はお分かりになりましょう。

ボードはやっぱり最近乗り込んでいるMush Machineです。どんなにとろくても、すべて走っていきます。スネでも走るその走破性は、ロングなみですよ。

プチインプレアップしたので、ご参考を

【弊社栗田のプチインプレ】

場所:千葉北ビーチブレイク

波:腰サイズ

風:サイドショア

波質:波が少し寄れて弱く崩れる感じ。トロトロと割れてインサイドまでは続く

 コンデションはイマイチでしたが、とりあえずという感じでテストをしました。フィン設定はRobertsフィンをサイドに、そして375のサイズのサイドフィンをつけてクワッドでした。

 ・テイクオフはとてつもなく早い・と言うか、Mongo Fishに迫る勢い
・レールがすっきり気味なので、軽めのタッチで回せる
・テール幅が広いので、スピード能力が過去最高値くらいの感じ


イメージとしては、ファンボードのようなスピードに、RNFのような小回り度合いを付け加えた感じです。レトロミニシモンズのような浮遊感と、レトロシモンズよりも明らかに動きを出せる感じで、乗っていて癖になりそうです。

同じような形のRNFではDragon CDのほうが動くけど、テイクオフはこちらのほうが早い感じしました。パドル感はあまり変わりませんね。

Dragon CDはもう少し大きな波に使えるけど、このMush Machineは小波専用としたほうが良さそう。だいたいすね~胸くらいかな?Dragon CDはすね~頭オーバーくらいの対応幅。小波はMush Machineのほうが強いです。スピードが止まらないから。

とろくて普通のボードじゃあ止まってしまうセクションも、踏み込み無しで抜けていきます。ちょっとでも波が割れていれば、走り続ける走破性を持っていま す。 浮力が強いからと言って、レールが入らないとかターンが出来ないことは一切ありません。レールはすっきりしていて、体重をかけるとしっかりと・くるりと回 ります。

 テール幅が広いので、急激なターン・縦の動きというよりも、スムーズなカットバックや流れるようなターンのほうが得意です。Dragon CDはどちらかと言うと、急なターンもそれなりに得意なタイプですが、ゆったりとしたスピードのキープ度合いはMush Machineのほうが上でしょう。

カットバックをしても、その最中に一切スピードが落ちず、ホワイトウオーターまで安定してボードを持っていける。そしてそのホワイトウオーターに当 て込んで、ボードを反転させても、ボードが安定していて失速しないそのスピード感は、今までのボードでは味わったことの無い新鮮な感じがしました。

【Day2】

波:もも~腰サイズ

風:最初はサイドオフショア~オンショア

波質:テイクオフだけパコッと掘れ気味になるが、乗った後はとろくなる。ただし、中にはとろくならなかったりする難しい波。オンショアになってからは、面がガタガタしてきたが、それでもライドは可能。

 

 2回目のテストは、1回目より波は少し掘れているのだけど、予想が難しい波。ショルダーがあったり、なかったりの波。前回より難しめのコンデションですが、ボードの特性をまた違った波の状況で試すには良いテスト日和でした。

ボードのテイクオフの速さは相変わらずですが、本日は少し掘れた局面でもボードは使えるということが判明。テイクオフで掘れる場面でも、タイミングをきちっとあわせるとばっちりと乗れます。ノーズが刺さった局面はありませんでした。

 

 乗った後も、ボードはアップ&ダウンもけっこう軽快で、走り続けるそのスピードは健在。筆者は、ジャストよりも1インチ長くして、浮力も多 めにしているのでアップ&ダウンは少しゆったりとしてリラックスして乗る感じでした。だけどジャストサイズの5'3"とかの長さにすれば、もっと 軽く動いてくれたことでしょう。次は5'3"-19 3/4"-2 1/4"でオーダーしようと考えています。

圧巻なのは、他のサーファーが苦労してなかなか乗れない波でも、軽く乗ってしまうこと。かなりおこぼれをもらって、多くの波に乗れたのが嬉しかった です。

通常のショートとは、また違ったポジションで波に乗れるので、その他の人がガツガツとピークで頑張っているのを尻目に、少しインサイドにポジ ションを取り、違ったリズムで波乗り出来たのも良いです。ハイパフォーマンスショートとは、全然違った視点で波乗りが可能です。何より、すべてのおいて余 裕を持って波乗りを楽しめるのが最高でした。

 このボードは、ショートボードをメインに乗る方へは、メインボードというよりもセカンドボードとして持っていると最高の楽しいボード。気分も変わるし、サーフボードのデザインの奥深さを体感出来るシェイプです。

浮力系で丸いノーズが好きな方であれば、これをメインボードとして使うことも可能です。その際には4フィンと3フィン、はたまたKellyが使う Vonsol社が開発した、Nubstarフィンを使い分けすると良いです。フィンの設定によって、ボードの個性が結構変わります。

 

 この手のボードで皆様が不安に思う

 ・ダックダイブ(ドルフィン)が難しいのか?

の件ですが、こちらは全く問題ありません。理由はミニシモンズほどノーズ幅は広く無いし、なによりノーズエリアのレールエリアのボリュームはそれほどないので、ノーズを沈めやすいためです。

通常のショートと同じような厚みで、余裕を持った浮力。そして、少し薄くしても全く問題ありません。動きを重視知る人は、通常ショートより8~9インチ短くして、少しだけ薄くしましょう。

 同じRobertsのWhite Diamondを乗っている人は

・White Diamondと同じように、ある程度パフォーマンスを重視する=White Diamondより3インチ短め
・White Diamondよりゆったりと乗る=White Diamondより1~2インチ短め

とすると良いでしょう。

 栗田のサイズは

5'4"-19 7/8"-2 1/4"


です。これでもかなりの浮力(栗田は68kgくらい・中級者レベル)となります。

そんなRobertのプロモクリップがありますので、ご紹介しました。



音楽の感じなどは、Venturaエリアらしい選曲。CAは、地域ごとに雰囲気が全然違うので、そこの音楽選曲もかなり異なりますね。面白い。

一つ大切なことを言ってしましたけど、

多くのサーファーは、サーフボードを1本作り上げるのにどれだけ労力がかかって、どれだけの愛をこめているか最近は理解されていない。

サーフボードを作るのはあまりお金にならないけど、自分の好きなことをしているんだ。俺達は報酬のためではなく、好きなことに対して仕事をしているんだ。




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プロフィール
HN:
栗田祐紀
性別:
男性
職業:
専門職
趣味:
読書、旅行
自己紹介:
XTRサーフボード/Hydro Flexジャパンの代表の栗田祐紀です。サーフカルチャーの本場のカリフォルニア・そして日本から、常に旬の最新かつ正しいサーフボード・サーフィン情報をお客様にお伝えるようにリポートします。
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