忍者ブログ XTRサーフボードジャパン /O Side Surf- サーフィンブログ Day9カリフォルニア回想紀
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Day9

カリフォルニア回想

Day9の朝も曇りだった。カリフォルニアというと、朝から晴れまくっていると思うだろうが、そうでもない。特に夏の前4~7月は曇りの日も多いのだ。Juneグルームと言えば、そのイメージも付きやすいということか。

ひんやりとした朝だったが、今日はあのBufoとOceanside Harbarで、Hydro Flexの試乗の約束があった。朝7時の待ち合わせだったが、ドイツ人の彼は時間に厳しそうなので、朝の6時にはもうホテルを出て、ポイントへ向かった。

人種によって時間の感じ方が異なるのは、これは異文化に住んだことのある方なら分かるだろう。

ちなみにラテン系は、時間よりも会えるか会えないかが重要で、待ち合わせに1時間も遅れてくることがある。遅刻しても怒ったりはあまりしない。

逆にアメリカ人は時間に厳しい(世界の標準として)のだ。それでも、日本人から見れば、アメリカ人はラフだ。日本人やドイツ人は、時間に対する厳しさは世界でもトップクラスと言う。異文化で暮らすには、そう言った知識が役に立つ。

時間のこと以外では、日本人はしぐさや雰囲気で相手の言いたいことを読み取る能力に優れている。反対に言葉は少なくなりがちである。西洋の人は、しぐさや雰囲気で相手の言いたいことを読み取る能力には長けていない。逆に彼・彼女らには、言葉ではっきりと言わないと、こちらの言いたいことが伝わらないことが多々ある。西洋人のしゃべる量は、日本人に比べると3倍も多いというが、それも言語文化の違いを考えれば当然の結果か。

僕は、アメリカに行った時は、英語は全然出来なかった、当然のごとく苦労した。最初の3ヶ月は地獄だった。言葉がしゃべれない辛さって・・・自分を馬鹿にしてでも、気力を振り絞り、なんとかコミュニケーションをとるのは非常に疲れる。

多分英語がしゃべれないで、英語圏に行った大人(僕の経験上、25歳以上か?)はとても苦労しているだろう。もちろん例外はあるが、僕はとても苦労した。特に大人になってしまうと、自我が芽生えすぎて、ミスを犯すことに慎重になったり、人前に出てアクティブに行動しなかったりする。自分のペースも守りたい。

しかし、そういったことは英語をマスターする上で大きな障害となる。ミスを恐れず、行動的になり、機会を見つけて英語に触れないとまずマスターできない。

子供だったら、周りも優しいし、ミスっても大目に見てくれる。だけど、大人の環境はそうでもない。言語学的にも、13~14歳までに第二言語をマスターしないと、発音は完璧にならないと学会でも言われている。

そんなハンディ-だらけの大人が、英語をマスターする。コレは本当に大変なことだ。必要に迫られないと、もしかしたら通用する英語はマスターできないのかもしれないとも思う。

でも、反対にブロークンEnglishであっても、自分の言いたいことが伝われば良いとする人もいて、まさにその通り。だけど、自分の専門が第二言語習得理論だったし、どうせなら上手くなりたいと思ってしまう自分はいつも自分の英語スキルを省みると、ショックの連続だった。今思うと、英語が喋れない自分が第二言語習得理論の研究って・・・とも思う。はっきり言って、甘い自分だったのだろう。

幸運なことに、同じような日本人が僕が留学した際の寮にいて、お互いを励ましあいながら英語を学んでいけた。今思えば、変な日本人同士での英語。お互いに練習するために、日本語禁止だったのだ。今あのAさんはどうしているのだろう?ドバイで金融関係の仕事についているというが。

そんなことは良いとして、Harborへ行く途中に、行きつけのSKドーナッツに寄って、ハム&チーズパン&コーヒー・ドーナッツを買う。そして席に座って、ゆっくりと朝食を取る。

以前住んでいた感情を思い出すことが出来る、僕はこんな朝食スタイルが好きだった。旅行に行くと、何故だかかしこまってレストランなどに行く人がいるが、僕にはそれでは疲れてしまうようだ。

朝食を取ると、Harborへと。まだBufoは来ていない。シメタ!約束の時間に間に合ったぞぉ!

少し待っていると、Bufoが来た。

"オー時間どうりに来ましたねえ。だけど俺、一度ファクトリーに行かないとならんのです。"

と言った。だから、僕の車で2人でファクトリーに行くことにした。

車の中では、Hydro Flexの開発のいきさつや、彼の生い立ち、これからのビジネスなどについて、いろいろ聞いた。彼ははっきり行って、自分のテクノロジーに自信がある。JavierのXTRと同じだ。自信が無ければ、わざわざドイツから、渡米してファクトリーを建てたりしないだろうけど。

Bufoと今回出会ったのも、なにかのめぐり合わせだろう。本当にたまたま出会ったのだけど、これも縁。これから、いい付き合いがBufoとは出来れは良いと思う。

Things happen for a reason...

僕の近くにいる人は、いつも僕が言っているフレーズなので上の言葉は聞き飽きているかもしれない。だか、上のフレーズをいつも考えながら僕は行動していることにしている。

ミスが起きた時も、幸運に見舞われた時も・・・そう考えたら気持ちが楽になるのではないかと思っている。

一度アメリカの友人に、

"YUKIさんは、クリスチャン?"

と聞かれたけど、そうでもないのだ。だけど、クリスチャンがそのフレーズを言っていたことも思い出した。

Bufoのファクトリーに行って、用事をすませて、Harborへと。

今日乗ったボードはBoogie Fishと言う、ツインフィンのHydro Flexだったけど、これはツインフィンらしからぬ乗り味だった。

ツインフィンのネガティブさを消して、その良さにスパイスを効かせた感じ・・・そんなフィーリングなのだ。

Bufoは、自分のBoogie Fishの5'7"でサーフィン。僕は5'5"だった。何本か乗って、もう時間が8時半になったので、彼とGood Byeすることになった。最後の1本に乗り、

”また日本から電話する!”

と言って、その場を去る。急いで飛行場に行かないと乗り遅れてしまう。

車に乗り、ホテルへ帰り、シャワーを浴びて着替えて、車に乗り込む。

9時半か・・・ちょっと時間があるな~と考えて、途中にスーパーに寄ってみやげ物を調達する。

そして、帰りの車で今回の出張を振り返りながら、日本へ帰りたくないよーとも考えて、運転をする。

レンタカーを返し、シャトルバスへ。そして国際線のターミナルへ行って、チェックインをする。荷物さえ預けてしまえば、もう安心だ。

そして、出発ロビーで、JavierとMartyに電話をし、Good Byeを言う。飛行機に乗り、離陸。次にカリフォルニアに来れるのは、いつなんだろうか?

帰りのフライトは、疲れもたまっていたらしく、また西回りのフライトには常なことで、良く眠ってしまった。いい出張だった。

日本へ着くと、独特の蒸し暑さ・雰囲気に、"帰ってきたなあ。"と感じる。明日からは、通常の営業だ。今回の旅で、実際にこの目で見て、話して、そして感じたことを、またお客様に伝えて行きたいと思う。こうやって、僕のカリフォルニアでの夢はまだ続くのだった・・・

To be continued



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栗田祐紀
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読書、旅行
自己紹介:
XTRサーフボード/Hydro Flexジャパンの代表の栗田祐紀です。サーフカルチャーの本場のカリフォルニア・そして日本から、常に旬の最新かつ正しいサーフボード・サーフィン情報をお客様にお伝えるようにリポートします。
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