カリフォルニアメイド中心の最新素材のサーフボードを取り扱うサーフショップのブログです。
Day2
朝起きると、時差ぼけのせいか、朝の2時に起きてしまった。時差ぼけだとどうせ2度寝は出来ないので、結局起きた。そして、ドーナツとエナジードリンクを朝ご飯として、メールを打つことにした。
日本にいる友人とスカイプで話す。日本とカリフォルニアの違いなど。
不思議なのだが、カリフォルニアに居ると、日本に居る時と性格が少し変わるような気がする。英語モードなのだろうか、それとも浮かれているのだろうか?理由は分からないが、違った国の香り・気候・風土・文化・人・食べ物に触れると、自分がすべてリセットされたような感じになるのだろう。
そんなことはどうでも良いとして、今日はJavierやDavidなどと、サーフィンを朝にやる予定だったので、朝に彼らに電話をして、待ち合わせ場所を決める。
待ち合わせの前に、近くのジャンクフードストアーにて、朝食2回目を買う。今日は、ブレックファーストブリトーとした。
こちらの食べ物事情なのだが、実は日本のほうが食べ物の質は良い。安いし、美味しいものがたくさん食べられる。だが、アメリカの食べ物でも意外と平気で、逆にシンプルで良いかもしれないと思うのは、僕が何年もアメリカに住んでいたからなのだろうか?
ブリトーにサルサバーで、たっぷりとサルサを入れて、気持ち健康食品にした僕は、運転しながらブリトーを食べる。飲み物は、23以上の味が入っているという、ドクターペッパー。はっきりいって、うまい。
待ち合わせの場所に着くと、Javierが手を振っている。最初チェックした場所より、少し波がまとまっていると思われる場所があるぜ!とJavierが言うので、そちらの場所をチェックすることになった。
近くのその場所をチェックすると、チームライダーのCokeが待っていた。190cmほどの大きな体で、体重は200パウンド。彼は、一度サーフィンを見たことあるが、グットサーファーだ。グットルッキングガイでもある。昨日は、なんでもSan Diegoのお金持ちの女の子の家に泊まったんだと言っていた。
何個もあるマンションのオーナーの娘で、信じられないくらい金持ちだという。アメリカは、スケールが違う。持つ者と持たざるものの差が、これほど激しい社会は世界にも無いだろう。日本のソニーの社長が年間8億もらっているというが、アメリカの会社のトップはこの額の比では無い。能力ある者には(実際の能力だけでなく、コネや歴史も含めて)惜しげも無く、お金が降り注ぎ、そうでないものには冷酷な国。光と影・・・そんな国なのだ。
CokeとJavierとGrand Viewをチェックすると、波は小さいながらも、ちょっと出来そうだ。そんなことをしているうちに、もう一人のライダーであるDavidがやってきた。彼も、昨日Partyをしたという。CokeもDavidも眠そうだ。僕は、時差ぼけで眠かった。
ここでサーフィンをしようと言うことになったので、着替えて海へと降りる。雰囲気は最高。ビーチへは、階段でアクセスをする。シャワーもついている。
ビーチに下りて、僕はまずはビデオ係になることにした。
3人が海に入っている間、あまり慣れない手つきでビデオを撮影したが、20分もしない内に海に入りたくなって、僕も海に入った。ボードは新しいモデルのHawk Eye。このボードは、日本で使った時、マジックボードだったので、カリフォルニアに持ってきて、調べてもらおうと思っていたボードだ。
今日もその性能を如何なく発揮してくれた。
サーフィンをしている間に、朝は曇っていた空が、すっきりと晴れた。心地良い風、澄んだ青い水と空、ビーチで楽しむ人達。
サーフィンを終えてビーチで、カリフォルニアに居る自分を思いっきり幸せに感じてみる。はっきり言って、カリフォルニアに住んでいるサーファーは、信じられないくらい幸せだと思う。日本には、日本のいいところがある。だけど、カリフォルニアには日本には全く無い、また違ったそのサーフカルチャーがあるのだ。多分、これは気候やそのサーフポイントと都市の近さ、砂の色・地形・植物なども大きく影響しているので、真似しようにも、真似は不可能だと思った。
僕はJavierに
”俺はここに来れて、信じられないくらいラッキーだー”
と言った。そしたら、俺の肩を叩いて
”よかったなー”
と言ってくれた。
ビーチには、子供サーファー・ガールズサーファーも多くいて、日本の風景とはまた全く違う。日本は子供のサーファーが少ないような気がする。カリフォルニアだったら、どこのビーチでも小さな子供がサーフボードを抱えて、海と遊んでいるのに・・・サーファーの平均年齢は明らかに日本のほうが高い。
これはとても大きな問題で、サーフィン業界で働く者として、若い世代がサーフィンをしないと、このサーフィンという素晴らしいスポーツはどうなってしまうのだろう?と危惧もしてしまうのだ。ビジネスの点も大きいのは、それはサーフィンを仕事にしている者として当たり前なのだが、一サーファーとしても心配をしてしまう。
僕がやれることは、自分の伴侶との間の子供にサーフィンをやらせることか?とも考えたが、そんなことを言ったら、反対されてしまうかもしれないだろう。まず、サーフィン・サーファーに対するイメージを、社会の中で高めることが大切なのかもしれない。
セッションが終わると、Javierがドーナツを食べに行こうというので、近くのドーナッツショップへとドライブをする。
ドーナッツとコーヒーを頼んだ。外でその美味しさを、カリフォルニアのサンサンと照り注ぐ太陽の下でほうばる。これも、旨い。Javierは
”ドーナッツって健康に悪いけど、美味しいよな。俺が何故ドーナッツを食べるかは、不健康だけど自分をハッピーにしてくれるからだ。たまには、そんな贅沢もしてもいい。”
あまり、自分を節制しすぎると、かえって精神的に良くないということなのだろう。確かに、納得。
ドーナッツを食べた後、午後の打ち合わせの予定の時間を決めて、そしてその後にお互い自分の仕事をまずこなす。僕は、カリフォルニアのサーフショップなど回って、最新のトレンドを調べることにした。
カリフォルニアの現在のサーフボードの動向は、さまざまなサーフボードが溢れていて、まさに自由!の時代というところ。ロング・ショート・ファン・SUP、海を楽しむためなら、手段はなんでもいい。もちろん、それぞれのボードタイプ同士でトラブルはあるというが、海が好きな気持ちは変わらないのだろう。
こちらの景気はというとだが、皆景気が悪いなりに、それなりに明るく、将来の心配もそれほどないようだ。国の規模も大きく、将来の成長性もある程度見込める国の贅沢や素晴らしさ・・・そんなふうにも、思う。
サーフショップをぷらっと見て回った後に、Javierのファクトリーへ。今日は、今もらっているお客様のオーダーを確認をして、シェイプを見せてもらい、そして今後のビジネスの展望などを話し合う。Javierは、話していていつも先を見るビジネスを打ち出してきて、いつもながらその情熱には感服する。
今新しく取り入れているは、カーボンをセンターに、サイドにストリンガーを平行に配置した構造。Kellyが使っていたのは記憶に新しいが、これをXTRでもやる予定だ。フレックスが抜群なのだという。
その後に、新モデルの解説を受け、シェイプルームでのDiscussion。
Javierのファクトリーを後にすると、次はSteve Boysenのファクトリーへと行く。新しく移動させたファクトリーでは、あのTommyが出迎えてくれた。新しいファクトリーに移動させるのは、とても大変だったと言う。
奥でシェイプをする音がシャカシャカとしている。SBだろう。
SB Japanのトシ君とも話をして、また自分がオーダーしていたニューモデルのSkillitを受け取る。いつもながら、その仕上げとシェイプの素晴らしさには感動する。
奥に行くと、SBがあのゴットハンドでシェイプをしていた。彼はシェイプの天才だ。全米でも、彼のシェイプは素晴らしいと有名なのだ。
マネージャーのTommyと話すと、近くにあのSea Bass(Sebastian Zietz)のボードが重ねてあった。彼は、これからトランスワールドサーフの取材で、インドネシアにTripに行くのだという。ボードを触ったけど、軽くて、そしてマジックボードのフィーリングがする。素晴らしいできばえだ。もう、持っただけで高い性能があると分かる。
その後に、くだらないことも含めていろいろ話をして、ファクトリーをぶらぶらとする。
トシ君とは、日本のサーフィンやカリフォルニアのサーフィンについても意見を交換した。はっきり言って、日本へのボードはこのトシ君がいるおかげで質が高く保たれている。他のメーカーと比べて欲しい、SBのボードは質感がとても高いことに気が付くだろう。
SBのファクトリーの後は、ホテルへと行き、疲れた体をアメリカ独特の香りのBody Soapで贅沢に洗う。この香りは、多分日本ではあまり売れない。だけど、なぜだか魅力的に思えるのは、アメリカかぶれだからだろうか?
いや、人間たまには変わったものを使いたいのだと思う。そんなことを考えながら、夜は更けていった。
朝起きると、時差ぼけのせいか、朝の2時に起きてしまった。時差ぼけだとどうせ2度寝は出来ないので、結局起きた。そして、ドーナツとエナジードリンクを朝ご飯として、メールを打つことにした。
日本にいる友人とスカイプで話す。日本とカリフォルニアの違いなど。
不思議なのだが、カリフォルニアに居ると、日本に居る時と性格が少し変わるような気がする。英語モードなのだろうか、それとも浮かれているのだろうか?理由は分からないが、違った国の香り・気候・風土・文化・人・食べ物に触れると、自分がすべてリセットされたような感じになるのだろう。
そんなことはどうでも良いとして、今日はJavierやDavidなどと、サーフィンを朝にやる予定だったので、朝に彼らに電話をして、待ち合わせ場所を決める。
待ち合わせの前に、近くのジャンクフードストアーにて、朝食2回目を買う。今日は、ブレックファーストブリトーとした。
こちらの食べ物事情なのだが、実は日本のほうが食べ物の質は良い。安いし、美味しいものがたくさん食べられる。だが、アメリカの食べ物でも意外と平気で、逆にシンプルで良いかもしれないと思うのは、僕が何年もアメリカに住んでいたからなのだろうか?
ブリトーにサルサバーで、たっぷりとサルサを入れて、気持ち健康食品にした僕は、運転しながらブリトーを食べる。飲み物は、23以上の味が入っているという、ドクターペッパー。はっきりいって、うまい。
待ち合わせの場所に着くと、Javierが手を振っている。最初チェックした場所より、少し波がまとまっていると思われる場所があるぜ!とJavierが言うので、そちらの場所をチェックすることになった。
近くのその場所をチェックすると、チームライダーのCokeが待っていた。190cmほどの大きな体で、体重は200パウンド。彼は、一度サーフィンを見たことあるが、グットサーファーだ。グットルッキングガイでもある。昨日は、なんでもSan Diegoのお金持ちの女の子の家に泊まったんだと言っていた。
何個もあるマンションのオーナーの娘で、信じられないくらい金持ちだという。アメリカは、スケールが違う。持つ者と持たざるものの差が、これほど激しい社会は世界にも無いだろう。日本のソニーの社長が年間8億もらっているというが、アメリカの会社のトップはこの額の比では無い。能力ある者には(実際の能力だけでなく、コネや歴史も含めて)惜しげも無く、お金が降り注ぎ、そうでないものには冷酷な国。光と影・・・そんな国なのだ。
CokeとJavierとGrand Viewをチェックすると、波は小さいながらも、ちょっと出来そうだ。そんなことをしているうちに、もう一人のライダーであるDavidがやってきた。彼も、昨日Partyをしたという。CokeもDavidも眠そうだ。僕は、時差ぼけで眠かった。
ここでサーフィンをしようと言うことになったので、着替えて海へと降りる。雰囲気は最高。ビーチへは、階段でアクセスをする。シャワーもついている。
ビーチに下りて、僕はまずはビデオ係になることにした。
3人が海に入っている間、あまり慣れない手つきでビデオを撮影したが、20分もしない内に海に入りたくなって、僕も海に入った。ボードは新しいモデルのHawk Eye。このボードは、日本で使った時、マジックボードだったので、カリフォルニアに持ってきて、調べてもらおうと思っていたボードだ。
今日もその性能を如何なく発揮してくれた。
サーフィンをしている間に、朝は曇っていた空が、すっきりと晴れた。心地良い風、澄んだ青い水と空、ビーチで楽しむ人達。
サーフィンを終えてビーチで、カリフォルニアに居る自分を思いっきり幸せに感じてみる。はっきり言って、カリフォルニアに住んでいるサーファーは、信じられないくらい幸せだと思う。日本には、日本のいいところがある。だけど、カリフォルニアには日本には全く無い、また違ったそのサーフカルチャーがあるのだ。多分、これは気候やそのサーフポイントと都市の近さ、砂の色・地形・植物なども大きく影響しているので、真似しようにも、真似は不可能だと思った。
僕はJavierに
”俺はここに来れて、信じられないくらいラッキーだー”
と言った。そしたら、俺の肩を叩いて
”よかったなー”
と言ってくれた。
ビーチには、子供サーファー・ガールズサーファーも多くいて、日本の風景とはまた全く違う。日本は子供のサーファーが少ないような気がする。カリフォルニアだったら、どこのビーチでも小さな子供がサーフボードを抱えて、海と遊んでいるのに・・・サーファーの平均年齢は明らかに日本のほうが高い。
これはとても大きな問題で、サーフィン業界で働く者として、若い世代がサーフィンをしないと、このサーフィンという素晴らしいスポーツはどうなってしまうのだろう?と危惧もしてしまうのだ。ビジネスの点も大きいのは、それはサーフィンを仕事にしている者として当たり前なのだが、一サーファーとしても心配をしてしまう。
僕がやれることは、自分の伴侶との間の子供にサーフィンをやらせることか?とも考えたが、そんなことを言ったら、反対されてしまうかもしれないだろう。まず、サーフィン・サーファーに対するイメージを、社会の中で高めることが大切なのかもしれない。
セッションが終わると、Javierがドーナツを食べに行こうというので、近くのドーナッツショップへとドライブをする。
ドーナッツとコーヒーを頼んだ。外でその美味しさを、カリフォルニアのサンサンと照り注ぐ太陽の下でほうばる。これも、旨い。Javierは
”ドーナッツって健康に悪いけど、美味しいよな。俺が何故ドーナッツを食べるかは、不健康だけど自分をハッピーにしてくれるからだ。たまには、そんな贅沢もしてもいい。”
あまり、自分を節制しすぎると、かえって精神的に良くないということなのだろう。確かに、納得。
ドーナッツを食べた後、午後の打ち合わせの予定の時間を決めて、そしてその後にお互い自分の仕事をまずこなす。僕は、カリフォルニアのサーフショップなど回って、最新のトレンドを調べることにした。
カリフォルニアの現在のサーフボードの動向は、さまざまなサーフボードが溢れていて、まさに自由!の時代というところ。ロング・ショート・ファン・SUP、海を楽しむためなら、手段はなんでもいい。もちろん、それぞれのボードタイプ同士でトラブルはあるというが、海が好きな気持ちは変わらないのだろう。
こちらの景気はというとだが、皆景気が悪いなりに、それなりに明るく、将来の心配もそれほどないようだ。国の規模も大きく、将来の成長性もある程度見込める国の贅沢や素晴らしさ・・・そんなふうにも、思う。
サーフショップをぷらっと見て回った後に、Javierのファクトリーへ。今日は、今もらっているお客様のオーダーを確認をして、シェイプを見せてもらい、そして今後のビジネスの展望などを話し合う。Javierは、話していていつも先を見るビジネスを打ち出してきて、いつもながらその情熱には感服する。
今新しく取り入れているは、カーボンをセンターに、サイドにストリンガーを平行に配置した構造。Kellyが使っていたのは記憶に新しいが、これをXTRでもやる予定だ。フレックスが抜群なのだという。
その後に、新モデルの解説を受け、シェイプルームでのDiscussion。
Javierのファクトリーを後にすると、次はSteve Boysenのファクトリーへと行く。新しく移動させたファクトリーでは、あのTommyが出迎えてくれた。新しいファクトリーに移動させるのは、とても大変だったと言う。
奥でシェイプをする音がシャカシャカとしている。SBだろう。
SB Japanのトシ君とも話をして、また自分がオーダーしていたニューモデルのSkillitを受け取る。いつもながら、その仕上げとシェイプの素晴らしさには感動する。
奥に行くと、SBがあのゴットハンドでシェイプをしていた。彼はシェイプの天才だ。全米でも、彼のシェイプは素晴らしいと有名なのだ。
マネージャーのTommyと話すと、近くにあのSea Bass(Sebastian Zietz)のボードが重ねてあった。彼は、これからトランスワールドサーフの取材で、インドネシアにTripに行くのだという。ボードを触ったけど、軽くて、そしてマジックボードのフィーリングがする。素晴らしいできばえだ。もう、持っただけで高い性能があると分かる。
その後に、くだらないことも含めていろいろ話をして、ファクトリーをぶらぶらとする。
トシ君とは、日本のサーフィンやカリフォルニアのサーフィンについても意見を交換した。はっきり言って、日本へのボードはこのトシ君がいるおかげで質が高く保たれている。他のメーカーと比べて欲しい、SBのボードは質感がとても高いことに気が付くだろう。
SBのファクトリーの後は、ホテルへと行き、疲れた体をアメリカ独特の香りのBody Soapで贅沢に洗う。この香りは、多分日本ではあまり売れない。だけど、なぜだか魅力的に思えるのは、アメリカかぶれだからだろうか?
いや、人間たまには変わったものを使いたいのだと思う。そんなことを考えながら、夜は更けていった。
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プロフィール
HN:
栗田祐紀
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性別:
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職業:
専門職
趣味:
読書、旅行
自己紹介:
XTRサーフボード/Hydro Flexジャパンの代表の栗田祐紀です。サーフカルチャーの本場のカリフォルニア・そして日本から、常に旬の最新かつ正しいサーフボード・サーフィン情報をお客様にお伝えるようにリポートします。
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