まだ完璧ではないんですが、あのTOMOのNewモデルのEL TOMOについてアップしました。多分これは世界一詳しく書いてあります。
*注意:盗作禁止
サーフボードマニアの栗田と、そのTOMOボードの歴史も入れながら、シェイパーの生の声も反映させたウルトラマニアック詳しい解説(と自分が思っているだけですけど)です。
カタカナが多いですが、これは日本語にうまく訳せないからそうしているだけです。
もう結構乗っているので、イメージももう完璧につかめていますので、カウンセリングもばっちりできますよ~。
EL TOMO(エル トモ)
シェイパーDaniel Thomsonの究極のデザインフィロソフィーである
”マックススピード(最大のスピード)とミニマムドラッグ(最小の抵抗)”
を体現したデゥアルフィンボードの完成形がこのEL TOMO(エル・トモ)モデルです。
ツインフィンという言語は使わずに、デゥアルフィンという進化系の言語を名前としているこのボードは、彼の中ではコードネーム
”デゥアルフィンハイドロフォイル”
ボードとして位置付けされています。今までのツインフィンの常識を打ち破るテールのホールド感とドライブ性能で、ツインフィンに乗っているの?とも思うことでしょう。12年のテスト/リサーチ/プロダクトリファインを経た、完成されたパフォーマンスデゥアルフィンボードです。
ツインフィッシュボードはカリフォルニアはサンディエゴ発祥のデザインです。もとフィッシュデザインボードは、カリフォルニアのサンディエゴエリアのトリッキーな波を攻略するために、Steve Lis(スティ―ブ・リズ)によって生みだされました。
TOMOデザインのこのボードはこのステーブ・リズ(Steve Lis)やボブ・シモンズ(Bob Simmons)、リッチ・パベル(Rich Pavel)といった偉大なシェイパーのフィッシュボードに多くの影響を受けたフィッシュデザインのエボリューションとも言えます。
TOMOはAUSのレノックスヘッドの出身ですが、2000年後期頃からカリフォルニアへとベースを移し、カリフォルニアのデープなFish文化を肌で感じます。そして、San Diegoのトップシェイパーやその土地の波からのインスパイア―を受け、いわゆるLis Fish(リズフィッシュ)からの更に性能を高めた”ハイドロフォイルフィッシュレンジ”を考案します。
ハイドロフォイル
レンジは、オールドスクールFishよりももっとショートボードのアウトラインに近く、ショートボードのようなクイックかつ、スナップの効いた動きのある特性を持ちます。それでいながら、ピュア―な素晴らしいフィッシュフィーリング、つまり高いスピード性能・ボードの自然なグライド感を味わえるのです。
サンディエゴのオールドスクールフィッシュデザイナー達が生み出した優れたデザインアスペクト(要素)を、世界屈指のシェイパーのTOMOがふんだんに生かしながらも、TOMOのオリジナルの未来形のパフォーマンスデザインを誰も考えられないような高みで融合したのがこのボードです。彼曰く、これは今ある通常のスラスターを超える素晴らしさを持つボードとしてデザインしているとも言います。
彼の目指した性能は、繰り返しになりますが、
”マキシマムスラストとミニマムドラック”
です。それを成し遂げるために様々な工夫をボードにちりばめています。
さて、彼のデザインコンセプトを見てみましょう。
・ウルトラスピードを出すアウトライン
・水の効率的なリリースを助けるテールエリアデザイン
・デゥアルチャンネル(ボード上部よりテールまで)
・ハチェットスタイルデゥアルフィン(パワードライブフィン)
アウトラインは、ウルトラスピードを出すためのアウトラインをしています。より直線的なアウトラインですが、ベルヌーイの定理を生かし、ボードのアウトラインは徐々にテールに従って絞りをつけています。水流がテールに従って加速するようにデザインされていて、スピードを加速させるアウトラインです。
このボードに乗ってみるとまるで水の上がパウダースノーのように感じ、優しくふわりとボードが浮き上がっていることに気が付くことでしょう。ソフトかつ、ドライブの効いたスピーディーな乗り味です。一見そんなボードあるわけないだろう?と思われてしまうでしょうが、TOMOデザイン×XTR素材に乗られている方はお分かりのことでしょう。滑らかでスムーズで、そして速いというあの感覚です。
センターに入っているQuadコンケーブ(Quadコンケーブとは :センターに掘られている深いチャンネルの他に、レールからチャンネルまでのエリアにもコンケーブが入っていますので4コンケーブとTOMOは名付けてます)は、ボードに乗り手が驚くべきセンセーショナルなスピードを与えます。まるでボードにターボチャージャーがついているようです。それでいて、彼の優れたデザインはボードに繊細な動きを与えてくれるデザインなのです。
スピードが高いボードなのですが、テールエリアに仕込まれたウイング×ダブルダイヤモンド形状のテールが、それぞれの角を起点とするウオーター(水)リリースポイントになります。そして、ボード上部からテールエンドに仕込まれたチャンネルと、テールに入っているコンケーブによりボードが波にグリップをし、水の上でのコントロール性も上げています。
ハチェットスタイルのツインフィン(パワードライブフィンとも呼ばれます)は、そのフィンの位置と形、そしてフレックス感を強めたフィンのティップ(先)が特徴的です。フィンのフォイルが50/50で(左右対称)で、フィンもほぼ平行に入っているのも彼なりの水の抵抗を最小限にするアイデアです。このパワードライブフィンにより、ボードがスラスターのようなドライブ感と、ツインフィンのルース性能を両立しています。
ハチェットスタイルのシェイプは、
”マキシマムスラスト(つまりスピード)とミニマムドラック”
、つまりグリーノやシモンズが提唱しているサーフボードデザインコンセプトを助ける役割をします。このフィンは、シェイパーのTOMOがXTR素材のために特注してデザインをして、素材にもこだわったMade In USAのフィンです。
このデゥアルフィンボードは、ベルヌーイの定理を原則として、物体がどうやって水の中を動くのか?ということを徹底的に考察しました。このショートボードに、多くの理論とサイエンスをパッケージングした結果の集結シェイプなのです。
これこそあなたのツインフィン体験をネクストレベルに引き上げえる、ネクストジェネレーションの新しいパフォーマンスデゥアルフィンボードでしょう。
あなたはスタンダードなポイントノーズの感触は好きだけど、そういった動きを楽しむために多くの努力(パドルからテイクオフ、乗ってからのスピードをつけるための辛さ)にちょっとうんざりしていませんか?もっとボードから自然にスピード出て、そして素晴らしいぐらいど感を味わいたい。。。。それでいてもパフォーマンス能力は出来るだけキープしたい!なんて考えていたら、このボードに乗るべきなのです。
デザインの良さが生きているので、標準サイズを少し変えて浮力を上げても良いのです。その場合のサイジングとは?それは弊社のXTRスタッフにお任せください。あなたのお好みにあうパーソナライズされた素晴らしいボードが出来るよう、日本で一番XTR素材に詳しい私共がアドバイスさせていただきます。
XTR素材で無く、他素材でお乗りの方も、
"ハンド仕上げ+XTR素材のフレックスコントロール"
の力に驚くはずです。あるお客様は他素材から、TomoシェイプはすべてXTR素材へ移行してしまった方もいらっしゃるくらいです。XTRに乗ったことが無ければ、是非お勧めするボード&素材となります。
素材はPUより圧倒的に強く、そして軽く、水を吸わないXTR素材。PU素材の1層巻きのような軽さと反応の良さに、3~5倍の長持ち強度を持つハイテク素材です。シェイプはAUSや南アフリカ、バリなどのライセンスシェイプでは無く、100%カリフォルニアシェイプ&グラッシング製品となります。シェイプの良さに加え、長い間新品の乗り味も続くので、PU素材より圧倒的にお得です。XTR素材の正規品はリセールバリューも高く、トータルの価値の高さもあります。
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