忍者ブログ XTRサーフボードジャパン /O Side Surf- サーフィンブログ Robertsの新素材ボード
カリフォルニアメイド中心の最新素材のサーフボードを取り扱うサーフショップのブログです。
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あのRobertsサーフボードから、新素材が発表されました。

弊社のサーフボードのラミネーション

 

常に最新素材を開発し続けるRobertsサーフボード。シェイパー&デザインナーのRobertは、これからはサーフボードの素材が飛躍的な進化を遂げると信じています。

そんな彼の開発したRFT2(アールエフティー2)は、以前のRFT(高密度EPS×カーボンストラインプ)フレックスを更に改良し、

・軽さ・耐久性・フレックス

のすべての面で進化を遂げた新素材となります。 フォームのコアーにはこのページの先頭でも解説しました、HD-EPS((高密度EPSフォーム)を使います。フォームのフレックス・耐水性の高さ・そして軽さと耐久性のバランスが優れたフォームです。

弊社のサーフボードのラミネーション

 そして、そのフォームを包み込むグラスパターンですが、

①デッキ全体にバーチカルカーボンシート×バイアクセルクロス(斜め45度に入るクロス)
②デッキの前足とデッキパット付近エリアまで入れるカーボンストライプ
③ボトムに2つに分けたカーボンストライプ

という構造で出来ています。

 弊社のサーフボードのラミネーション

弊社のサーフボードのラミネーション

この最新構造の根幹には以下のセオリーがあります。

 ・サーフボードの性能と乗り味を高めるには、ボトム側の反発を高いもの(つまにボトム側を強めにする)にして、デッキ側の足を置く場所は柔らかくする(乗り味を良くするため)。

という理論です。ボトム側の反発を強くすると、ボードの戻りが早くなり、ボードのスピードが簡単につけられます。折れることに対する耐久性 も高まります。デッキ側を柔らかくしなるようにすると、サーファーの体重がボードに伝わりやすく、そしてサスペンションのように乗り味が良くなるのです。 ただし、 これを実現するとなるとボトムのグラスを厚く、デッキ側のグラスを薄くしないとなりません。ただし、そうすると

・ボトム側が重くなり、ボードの反応が悪くなる
・デッキ側が弱くなり、ボードの凹みが付きやすく、壊れやすくなる

という不利な点が生まれてしまいます。性能を上げると耐久性や乗り味が落ちて、耐久性を上げようとすると、性能が落ちる・・・サーフボードとして、重要な矛盾が生じてしまうのです。

弊社のサーフボードのラミネーション

 あなただったら性能と耐久性はどちらを選ぶのでしょうか?

プロだったら、サーフボードが一般の方より手に入れやすいので、耐久性を落として性能を選びます。その代わり、プロのボードは短命です。

アマチュアは、プロとは逆で耐久性も重要です。その耐久性を上げるために性能はこれかである程度犠牲にしてきました。

技術に優れたプロが良いギアーを使い、更に波に乗ってハイパフォーマンス、それと反して技術に劣る我々一般サーファーが、プロより性能が劣るギアーを使う。それではなんだか不公平な気がしませんか?

弊社のサーフボードのラミネーション

 そんな問題を我々は素材の技術を上げることによって解決する方策をついに見つけたのです。それがエポキシボード革命であり、そのエポキシボードの性能を更に上げる技術です。このRFT2もその技術の1つとなります。

まず①のバーチカルカーボンシートは、デッキを強化して凹みに対する耐久性を上げています。それでいて、乗り味と性能に大切なボードのフ レックスも同時に保ちます。カーボンだけで覆ってしまうと、ボードのデッキがカチコチになり、乗り味が悪いボードとなります。それを防ぐために、カーボン の量を調整しています。

また、バーチカルカーボンシートのクロス目の部位は、フレックスがあるのにそれでいて強度に優れている

バイアクセルクロス(斜め45度に入るクロス)

を使います。バイアクセルクロスは、スタンダードなEPSやPUボードでは使われません。通常のクロスよりもコストが非常にかかるためです。ただし、サーフボードのフレックスを保ちながら強度を強くするハイエンドのクロスで、RFTⅡはこちらのクロスを使います。

足をメインに置く場所には、ボードのフレックスと反応を高めるために、②のカーボンストライプを入れています。この位置に配置するのは意味 があって、ボードのデッキパットのエリア(つまり後ろ足をメインに置く場所)は、フレックスが重要なのでカーボンストライプは配置しません。このデッキの センターにあるカーボンストライプは、ボードの凹みを防止し、折れに対する耐久性も上げます。

弊社のサーフボードのラミネーション

さあ、③のボトムのカーボンストライプを見てみましょう。

センターに2つのカーボンストライプが配置してあります。このカーボンが2本に分かれているのには理由があります。

2本ではなく、1本の太いカーボンをセンターに配置してしまうとデッキをすでにカーボンで強化しているために、ボードが固くなり過ぎます。それを防ぐために、カーボンを細くしてセンターを開け、固くなり過ぎないようにカーボンを配置しています。

以上の①~③の組み合わせにより、

・乗り味がしなやかで最上級
・ボードのフレックスが良く、スピードと反応が高い
・ボードの全体の耐久性が向上

という素晴らしい利点が生まれているサーフボードフォーム構造となりました。

オーダーはもう可能です。すべてのRobertsサーフボードでアップグレード可能となりました。

弊社指定の高密度・高品質なHD-EPSを、RFTⅡの日本仕様のフレックス(硬すぎず・柔らかすぎずの絶妙なフレックス)に更なるチューンをしたボードで5フィン(Futurres:FCSⅡは3フィンで2,700円・5フィンで3,780円増し)で

138,704円(本体価格・フィン無し)

となります。カスタムの目安完成はだいたい3か月~5か月くらいです。

もうテスト済みです。

サーフボードの素材には常に新しく優れたものを取り入れてきた、Robertsサーフボード。他のメーカーが5年も6年も前にやっていることを、先駆けてやってきたシェイパーです。

シェイパーのRobert曰く

”サーフボードは、そのデザインと素材によるカスタマイズされたフレックスの組み合わせが最重要になっている。このRFTⅡは、サーファーがどこに荷重をかけてスピードを出し、どこでサーフボードをコントロールするかを計算して考えられた素材となる、サーフボード素材のリーデイングを走るものだ。乗った感想は、軽く、そして取り回しがよく、スピードのノリが良い。そして耐久性もPU素材や従来・旧来のEPS素材とは比べ物にならないほど上である。ビックヒットになる素晴らしいボード素材だ”

というインプレを残しています。

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栗田祐紀
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専門職
趣味:
読書、旅行
自己紹介:
XTRサーフボード/Hydro Flexジャパンの代表の栗田祐紀です。サーフカルチャーの本場のカリフォルニア・そして日本から、常に旬の最新かつ正しいサーフボード・サーフィン情報をお客様にお伝えるようにリポートします。
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